----ブログを本にするときに考えたことは?
翠: 「きっと“はじめまして”という人たちと本にするのは無理だろうな、
と思いました。リトルモア(『風花空心』の出版社)のみなさんとなら
作れるかもしれないな、と。
丁度『縷縷日記』(湯川潮音の衣装でお馴染みのeriさん、
そして市川実和子さんと翠れんの共著。同社から発刊)
を作り終えたばかりだったから、スタッフのみんなとも
分かり合えるものが大きいだろうな、と考えたのを覚えています」
潮: 「私はデザインをしていただいた中島基文さんと
一緒にやれることが大きかったですね。
『紫陽花の庭』のジャケットのデザインが終わったばかりで、
とてもいいジャケットになったという実感があったから。
中島さんってすごく面白い人なんですよ!」
翠: 「本のデザインが出来上がるころの中島さんが一番面白かったよね?」
---どう面白い人かは、差し支えがあるかもしれないので今回は書きません。
『紫陽花の庭』と『風花空心』のデザインをご覧いただいて、
みなさんのご想像に任せます。きっと想像できないと思いますけど(笑)。
では、今『風花空心』を実際に
自分たちの手にとってみての感想を教えてください。
翠: 「実は私はまだ客観的に見れていないんです」
潮: 「私はやっぱり初めての本だからすごく嬉しいです。
だってレコード屋さんだけじゃなくて、本屋さんにも自分の作品が並ぶんだもの。
おじいちゃんとかおばあちゃんにも見てほしいなぁ」
翠: 「私も!きっと喜んでくれると思う」
---CDが誰かに届く瞬間とは感じが違うのかな?
潮: 「音楽をみんなで聴く機会っていうのはたくさんあると思うんだけど、
一冊の本をみんなで一緒に読むということってないでしょ?
だから、すごく一人の時間に密着している感じがするんです。
この本を手にとってくれた人の、その人だけの時間を想像してます。」
----翠れんちゃんは自分のプリント(オリジナル写真)を売ったりする気持ちはないの?
翠: 「今はまだないです…。本にするために写真を選んだり、
並び方を考えたりするのってすごく大変なんです。
だけど、それをやっているうちに自分の整理ができるし、
本を作っていく過程で
自分の部屋が綺麗になったような気持ちになれる。
それをやっていないと生きていけないかも、なんて思う。
それと、やっぱり本をめくっていく感覚が好きなんですね」
---潮音ちゃんはまた本を作ってみたいと思う?
潮: 「この『風花空心』を一緒につくった人達とだったり、
それに向けて何か心動かされることがあったりしたのなら
また作れるかもって思います。」
---最後に。『風花空心』を読むときに聴いていたい、
湯川潮音の1曲を選んでください。
翠: 「“逆上がりの国”!」
潮: 「私は“シルエット”!」
---
---二人とも同じアルバムから選んじゃったね(笑)
潮: 「うん、もっともっとシンプルになっていけたらいいな」
ということで3回に渡ってお届けしたスペシャルインタビュー。
最後の潮音ちゃんの言葉が期せずして『風花空心』の
第一回目とつながっていることが印象的でした。
みなさんはどんな音楽を聴きながら
『風花空心』を読んでくださるのでしょう?
余白の多いこの本が、
みなさんの思い出でゆっくりと埋まっていきますように!